導入事例 : ASICS

  • 事業内容:各種スポーツ用品等の製造および販売
  • 従業員数:8,904人(グローバル)
  • ビジョン:”健全な身体に健全な精神があれかし” を表す “Sound Mind, Sound Body”(サウンド マインド サウンド ボディ)の実現

導入当時の課題

アシックスは、スポーツによる青少年の育成を通じ社会の発展に貢献することを志し、1949年に鬼塚喜八郎によって創業されました。以来、日本発のグローバル企業として、”健全な身体に健全な精神があれかし” を表す “Sound Mind, Sound Body”(サウンド マインド サウンド ボディ)の実現を目指しています。

「過去だけでなく未来も視野に入れ、企業の在り方を考えたとき、強い結束力を持ったチームを作ることが戦略として必要だと考えました。」

アシックス EMEA 人材開発部門マネージャー
カルメン・クレイン

定期的に実施していた社員アンケートを通じて、アシックスの従業員は学びや成長の機会を非常に重要視していることがわかりました。そこでアシックスは、すべての従業員が成長し続けるための革新的な方法を模索しはじめました。コーチングも選択肢のひとつではありましたが、すべての従業員には提供できないものでした。従来のコーチングは、組織の上層部やエグゼクティブチームなどのメンバーに英語で実施され、セッションの回数も限られていました。また、多くの資金が必要なため、個々人に合わせた調整や拡張が難しく、人材開発における長期的なプログラムとして提供することができなかったのです。

「持続可能性を高めたうえで、多くの従業員にリーチするために、複合的なアプローチができる人材開発プログラムを提供する必要がありました。そのためにも、デジタルに移行する方法を模索していたのです。」

アシックス EMEA 人材開発部門マネージャー
カルメン・クレイン

大規模なコーチングプログラムを実施し、すべての従業員に学習の機会を提供するために、デジタルへの移行は可能性のある解決法でした。アシックスは、持続可能性を重視しながら、ヨーロッパ、中東、アフリカ地域における人材開発プログラムの拡張性を高めたいと考えていました。そのためには、全従業員に対応できるような柔軟性と自律性がありながらも、調整やプランニングのコストを抑えられるアプローチが必要でした。加えて、その人に合った魅力的なコーチングと学習体験を提供し、受講した従業員が自ら率先して行動するようになることも重要でした。

そこで考えられたのが、従業員一人ひとりをフォーカスし、プログラムに対する効果と経験を測定するという方法でした。アシックスは、人材開発プログラムを通じ、潜在能力の高い人材の発掘、後継者の育成計画、人材の定着という目標の達成を試みたのです。

結果

アシックスはCoachHubと連携し、コマーシャル部門からポテンシャルのある10人を集め、プラットフォームの試験導入を実施しました。現在は上級管理職20名を対象に、半年間のコーチングプログラムを実施しています。CoachHubは、従来の場所や人が限定されたコーチングから脱した、新しいアプローチを提供しました。プログラムはスマートフォンやタブレットといったモバイル端末で受講することができます。
受講者は自分の優先事項に応じて、スケジューリングを行ったり、自分に合ったコーチを選んだりと、プログラムの進捗を簡単に管理することができるようになりました。

このようなデジタルでのアプローチによって、アシックスはヨーロッパ、中東、アフリカ地域のさまざまな拠点の人材に広くリーチすることができました。個々人のコーチングに特化した、完全にパーソナルな、母国語での人材育成プログラムを実現したのです。コーチと受講者が場所に制限されることなく、持続可能性が高いことも、デジタルコーチングの特徴でしょう。

「受講者が自ら率先してプログラムを進めることで、受講者本人の責任感が向上することを実際に見てきました。これは “いつ、どこで、何をするか” を指示する従来のプログラムとCoachHubのコーチングプログラムとで大きく異なる点でしょう。(中略) CoachHubでは、プラットフォームのログインから、目標と重点分野の設定、コーチングセッションの振り返り、そして実際にセッションに参加するという過程まですべてが、受講者一人ひとりにかかっているのです。」

アシックス EMEA 人材開発部門マネージャー
カルメン・クレイン

このコーチングプログラムを通じて、アシックスはまったく新しい人材を見つけることができました。CoachHubのパイロット導入によって、管理職だけでなく、あらゆる種類の専門職からポテンシャルの高い人材を見つけることができました。

「CoachHubのように、多様な人々に適したプログラムを提供できるのはすばらしいことです。結果だけでなく、優れた能力そのものを見出すことを重視するようになりました。」

アシックス EMEA 人材開発部門マネージャー
カルメン・クレイン

フィードバックからは、自分自身の成長に時間を割くことの重要性が明らかになりました。これまで実施されたCoachHubのコーチングプログラムは高く評価され、平均評価は5段階中4.9に達しています。

5/5

コーチと私は互いに尊重しあっている

4.8/5

私が取り組むべき重要なことについてコーチと合意している

4.9/5

コーチングによって、自分の望む変化が実現できている

「このグループはプログラム開始から140回のコーチングセッションを完了しています。この数字自体がとても励みになります。私たちはこの高いエンゲージメントに満足していますし、自主的にコーチングセッションを受けてくれているので、これからその結果もとても楽しみです。」

アシックス EMEA 人材開発部門マネージャー
カルメン・クレイン

CoachHubの提供するプラットフォームは、簡単にプログラムの全体像を把握することができます。これまでに行ってきたセッションの進捗確認や評価をダッシュボードで確認できることに加え、グループの強みなど、人材開発担当者にとって今後のプランニングに役立つ情報も一覧することができます。

「人材開発者の観点から、CoachHubのコーチングプログラムは、私がこれまでに実施してきた中で最も実行しやすいものでした。」

アシックス EMEA 人材開発部門マネージャー
カルメン・クレイン

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CoachHub™は、すべての従業員に対してパーソナライズされ、効果測定可能で拡張性のあるコーチングプログラムを組織に合わせて構築できる、グローバルなデジタルコーチングプラットフォームです。CoachHub™のグローバルなコーチ陣は、6大陸90か国にわたり3,500名の認定ビジネスコーチで構成されており、80以上の言語でコーチングセッションを提供しています。世界1,000社を超えるクライアントに導入されているCoachHubの革新的なコーチングプログラムは、当社のイノベーションラボによる独自の科学的研究と開発に基づいています。CoachHubは、Sofina、ソフトバンク・ビジョン・ファンド2、Molten Ventures、Speedinvest、HV Capital、Partechなど業界最先端のテクノロジー投資家に支えられています。また、CoachHubはサステナブルで環境に優しい未来の創造に注力しています。
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