
日本
アウトレット1,900店舗
スポーツ用品
8,900人
導入当時の課題
アシックスは、スポーツによる青少年の育成を通じ社会の発展に貢献することを志し、1949年に鬼塚喜八郎によって創業されました。以来、日本発のグローバル企業として、”健全な身体に健全な精神があれかし” を表す “Sound Mind, Sound Body”(サウンド マインド サウンド ボディ)の実現を目指しています。
定期的に実施していた社員アンケートを通じて、アシックスの従業員は学びや成長の機会を非常に重要視していることがわかりました。そこでアシックスは、すべての従業員が成長し続けるための革新的な方法を模索しはじめました。コーチングも選択肢のひとつではありましたが、すべての従業員には提供できないものでした。従来のコーチングは、組織の上層部やエグゼクティブチームなどのメンバーに英語で実施され、セッションの回数も限られていました。また、多くの資金が必要なため、個々人に合わせた調整や拡張が難しく、人材開発における長期的なプログラムとして提供することができなかったのです。
大規模なコーチングプログラムを実施し、すべての従業員に学習の機会を提供するために、デジタルへの移行は可能性のある解決法でした。アシックスは、持続可能性を重視しながら、ヨーロッパ、中東、アフリカ地域における人材開発プログラムの拡張性を高めたいと考えていました。そのためには、全従業員に対応できるような柔軟性と自律性がありながらも、調整やプランニングのコストを抑えられるアプローチが必要でした。加えて、その人に合った魅力的なコーチングと学習体験を提供し、受講した従業員が自ら率先して行動するようになることも重要でした。
そこで考えられたのが、従業員一人ひとりをフォーカスし、プログラムに対する効果と経験を測定するという方法でした。アシックスは、人材開発プログラムを通じ、潜在能力の高い人材の発掘、後継者の育成計画、人材の定着という目標の達成を試みたのです。
結果
アシックスはCoachHubと連携し、コマーシャル部門からポテンシャルのある10人を集め、プラットフォームの試験導入を実施しました。現在は上級管理職20名を対象に、半年間のコーチングプログラムを実施しています。CoachHubは、従来の場所や人が限定されたコーチングから脱した、新しいアプローチを提供しました。プログラムはスマートフォンやタブレットといったモバイル端末で受講することができます。
受講者は自分の優先事項に応じて、スケジューリングを行ったり、自分に合ったコーチを選んだりと、プログラムの進捗を簡単に管理することができるようになりました。
このようなデジタルでのアプローチによって、アシックスはヨーロッパ、中東、アフリカ地域のさまざまな拠点の人材に広くリーチすることができました。個々人のコーチングに特化した、完全にパーソナルな、母国語での人材育成プログラムを実現したのです。コーチと受講者が場所に制限されることなく、持続可能性が高いことも、デジタルコーチングの特徴でしょう。
このコーチングプログラムを通じて、アシックスはまったく新しい人材を見つけることができました。CoachHubのパイロット導入によって、管理職だけでなく、あらゆる種類の専門職からポテンシャルの高い人材を見つけることができました。
フィードバックからは、自分自身の成長に時間を割くことの重要性が明らかになりました。これまで実施されたCoachHubのコーチングプログラムは高く評価され、平均評価は5段階中4.9に達しています。
CoachHubの提供するプラットフォームは、簡単にプログラムの全体像を把握することができます。これまでに行ってきたセッションの進捗確認や評価をダッシュボードで確認できることに加え、グループの強みなど、人材開発担当者にとって今後のプランニングに役立つ情報も一覧することができます。
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